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伴侶
幾度も幾度も苦という苦を踏み抜いた。
否、
その一日という一日、
軌跡の一切、
手に届く溢れる喜びを、
掻き分けて手を取った
冷え切った無能者に浴びせてやる、
剰え、
女の秘密まで、
くれてやって誂えた楽園は、
地獄。

その超俗がため、
夢見たイコンとの幸福
より遥か理想さらり描き、
熱する小男に、
その身から眼
かつ心より魂まで、
冴え切った大脳をして
擲つ。

優しいよりも、
女神の微笑みもつ
自己犠牲の追求者
愛と創造の申し子。

人の名など疾うに殺げ落ちた
見果てぬ命にまで懺悔は続く
解持たぬ天上ほど気高き存在
君にいよいよ輝ける我が愛は
共に産む大いなる命の架け橋


創造の伴侶、その最重要例の一。

これを読むあなたが詩人であれば意味もあろう話。
意識的に、節の構造を段々に整理する形式を取っています。
一節目は特に、行の長短、語意の類似、音韻を利用してリズムを揺さぶるよう試みています。
二節目は、それを踏まえながらまた違うレトリックも用いて、更に視覚的により整理されたものにしています。そのレトリックというのは、主語を省略し、前半は行を移る毎に主体が入れ替わる、後半は二重の意味で視覚的に同様にシフトさせ、最後は構造的に不安定な一節目との連関を意識して同型の二文字で、というもの。
三節目は、一行目をより大きく美しく否定する意味を込め、二から四行目までを視覚的に整理、語意に従い、またなだらかなリズムを付ける狙いで、三行目は固い語感、二・四行目は類似した柔らかい語感。
四行目は、語数を完全に整理。三行目までを四行目の「君」に掛かる内容、最後の四・五行目で、タイトル「伴侶」と繋がる、本作品の始まりにして終わりの締めくくり。

と、構造解説はできるわけですが、実際に詩を書いている最中にはこういったことは殆ど無意識です。書きたいものがあり、それを表現するとき、こう書けばより良い、というものを書いていくとこうなっているだけです。
この詩はこの詩であり、他の表現をした詩も想像できますし、書けますがこれはこれで一つの試みですので完成、ということで残します。一語でも変えれば全体としてまた違った詩になってしまいますしね、「より良い形」を求めればきりがありません。
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Theme: 哲学/倫理学 - Genre: 学問・文化・芸術

【2007/04/06】 | Japanese Poetry | 哲学/思想詩 | trackback(0) | comment(0)
<<Lady Chaos | home | No Love, No Creation>>
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玄晟.


Training and the experiment on various creative activities with Philosophical/Thought Poetry at the top. 哲学/思想詩を筆頭に創造的諸活動の訓練及び実験を。

Author

玄晟
  • Name:玄晟 (Genjou)
  • Male. Twenties.

    No Love, No Creation.

    O Cosmos, the motherless space
    That contains the whole of art and nature.
    My spirit settles down into an abyss with you.
    In the time, named the first half of love,
    This tranquil chaos is shining all around and
    Losing all the darkness.

    O Cosmos, now you and I become half sides of the creator.
    The universe undulates and gives me a love.
    The mortal overtakes the point of the wave and returns you a creation.

    O Cosmos, we are going to the end of the creation.
    We know when our world ends, but are affectionate to the fate.
    Let us create precious matter with existing partners until that time,
    Over and over.
..............................................




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