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波動

しろ 白さ しろ
ほんの数分前だろう
不完全な外界の生存は確認された
眼球運動は制御されている
観える?否 接続された
一染みの濁りなく完全な白
浮かぶ?否 寝そべってる
白い 白い宇宙

ふと過ぎる
これは別の世界
温かい接触

胎児へ
分裂へ
点へ
世界が語り掛ける
「回帰 収納するスペースも
ゆったり千切れたきみの往き場も
ここにはない
一枚裏側を往け」

はじめの浸食は
肉感的
老廃する白から
そよぐ蒼い風

つぎの急襲は
末期的
現れた紅い手と黒い波
波が掴み
手が泡立てる

流行り病に感染した気配
サボテン質の肌が
弾け
棘が蝶を撃ち落し
ソナーを持っているから
漁だって問題ない
殺戮
 殺戮
殺戮
  殺戮
殺戮
棘は無制限にひり出して来る
いい工場を持った
殺戮向きなら
発症したなら
天然記念だろうが
絶滅危惧だろうが
一般大衆だろうが
殺しまくるに限る
海は飽きた
浜で秘密の思い出たちを殺戮
道でチェックイン直前の能天気どもを殺戮
街で赤茶けた猿どもを殺戮
針は正しく無限
殴れば貫通し
回し蹴れば寸断し
頭突けば相手の立場で血を感じる
地に足がつく度発射され
金切り声の和音
物足りずギターで盛り上げてやる
抵抗力を一切殺し尽くしたところで
ソロに入る

背骨が砕け
演奏ごとギターが折れ
ぶつりと鳴り渡り
跳ね上げられた

一度目は失敗

海に還り
途端に赤子を装う
世界が問い詰めるが
血は洗い流され
あれは夢
思い出せやしない
ばぶぅ

ほくそ笑んだところで
魚達のホットスポットを望遠する
なんと彼の腰と脚の端麗なこと
顔さえ
ベンチは二人のもの
愛を語っている様子
彼女が顔を伏せる
肩が震えている
ああ 見えた
ほくそ笑んでいる
彼は抱き締め
彼女は股を開く
恋人たちには好い環境だ
鏡が沢山備え付けてある
月も反射して
雲で朧だったりして
蝙蝠が微音を立てたりして
飛沫が性感を高めたりして
とっても好い
顔さえ
だが針は飛び出さない
ただのエンターテイメント
何より今は療養中
赤子には辛いさ
彼等は所詮
白身魚

セイレーンが呼ぶ
まあ いい
手を取ると
そのまま沈む
別に取って喰おうという心算じゃない
光の無い海で
素敵なシネマを上映したいだけさ
その点じゃ同意
深海まで直下するのはなかなか爽快
無抵抗
泡が高速に消えていく
Gはゼロ
このまま往けば
海に溶け出してしまうんじゃないか
肌がびくつくから
彼女の手を強く握る
微笑みの後ろで
グロテスクな生物たちが生存競争の只中
やがてこれすら
観えなくなる
底に着くと
あまりの弾力に足を引っ込めた
すこし跳ね上がり
彼女の手が離れたことに気付く
探そうとしたが
不可視の
闇の世界で
どうしたものか
突如強い震えを覚え
収まらなくなる
呼ぶ
返事が遠い
エコーしている
ソナーが働かない
肌を探る
人間の肌だ
安堵した瞬間
圧壊しそうになる
なんという圧力
もがくが大気を掻くが如き空しさ
心臓に響く
ずきずきと 頭のあちこちに伝播する
一瞬
彼女の声が近くなる
そこなら少しの努力で届きそう
必死に掻く
掻く
掻く

指先が何かを引っ掻いた
すぐさま感触から彼女を想い
喜ぶより謝る
なにか温かい
返事がない
感触の方へ更に接近し
手を伸ばす
やっと
彼女を抱けた
混乱する
跳ね除けようともした
けれど
抱いていたい
冷たい肌だ
いや
温い 勘違いさせていただけだ

これから
シネマは本編へ入る





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【2004/12/03】 | Japanese Poetry | 哲学/思想詩 | trackback(0) | comment(0)
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玄晟.


Training and the experiment on various creative activities with Philosophical/Thought Poetry at the top. 哲学/思想詩を筆頭に創造的諸活動の訓練及び実験を。

Author

玄晟
  • Name:玄晟 (Genjou)
  • Male. Twenties.

    No Love, No Creation.

    O Cosmos, the motherless space
    That contains the whole of art and nature.
    My spirit settles down into an abyss with you.
    In the time, named the first half of love,
    This tranquil chaos is shining all around and
    Losing all the darkness.

    O Cosmos, now you and I become half sides of the creator.
    The universe undulates and gives me a love.
    The mortal overtakes the point of the wave and returns you a creation.

    O Cosmos, we are going to the end of the creation.
    We know when our world ends, but are affectionate to the fate.
    Let us create precious matter with existing partners until that time,
    Over and over.
..............................................




..............................................

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